パキポディウム エブレネウム Pachypodiumu rosulatum var. eburneum【実生】8月

Pachypodium
【Pachypodiumu rosulatum var. eburneum】
 Origin:マダガスカル中央部(アンタナナリボ県)のマウントイビティ地域
Altitude range:標高1500~2000m
 Sise:30cm 
USDA Hardiness Zone :10(-1.1°C to 4°C)

2021.08.08. 播種

パキポディウム エブレネウムを播種しました。

同日播種したのが以下になります。

播種管理方法は基本的にアガベ ジェスブレイティと同様の管理方法となっています。

播種後は容器をサランラップで密閉して管理しています。

手前がアガベ、奥がパキポディウムとディッキアとなります。

照度管理はパキポディウムとディッキアは用土の水平面で20000LUXに調整しました。

2日後、ラップが水蒸気で曇るので、実際に種子に当たっている光量は照度計の数値よりかなり少なくなっていると判断しました。その為、照明との距離を調整し計測上の照度は26000LUXとしました。

室温は29℃と蒸し暑い日が続いています。

播種後、2日目と3日目の朝にそれぞれパキポディウムの種子が1粒づつ糸状菌にやられてしまいましたがその他の種子は無事だったようです。サンデルシーでの失敗の原因はラップによる密閉ではなく、通常の用土の上に播種したことが主たる原因だったようです。

今回はバーミキュライト100%の上、熱湯とベンレートで念入りに殺菌したので被害を最小限に食い止めることができました。

2021.08.17. 播種から1週間後

手前がパキポディウムエブレネウム、奥がディッキアダコタ

エブレネウムは13粒中4粒が発芽しています。

どの種子も色合いは良い感じで今にも発芽しそうなのですが中々発芽まで至りません。

この辺がパキポディウムの難しいところでしょうか。糸状菌と戦いつつ、温度、湿度、酸素、光を適切にコントロールしているつもりでも何か条件が揃っていないのだと思います。

上手な人はあっさりこなしてしまうのでしょうけど私の場合はトライ&エラーです。

今後も検証を続けていくしかないと思います。

2021.08.23. 播種から2週間後

1粒追加で発芽したので合計5粒発芽しました。

根が張り始める前に発芽用のバーミキュライトからプレステラ90に移し替えます。

プレステラは低層部に軽石+鹿沼+赤玉、上層部がバーミキュライトです。

個人的には発芽後も表層にバーミキュライトの層を作っておくことが重要かと思っています。

LEDもかなり高い照度で管理しているので来週くらいにはベランダの腰水管理に移行しようかと思います。

2021.10.24. 播種から2.5ヶ月経過

2021.10.24撮影

播種から2ヶ月半ほど経過しました。肌寒いと感じる日が増えてきましたね。

ベランダ管理に移行してしばらくしたら腰水を切って育てようと考えていたのですがすっかり忘れていました。腰水で放置すること約2ヶ月。

意外にも、とても状態が良いように思います。

他の腰水を切っているグラキリスやレウコキサンツムよりも一回り大きく、そして丸く育っているではありませんか。

他のパキポディウムは全て落葉が始まっているのにこの子達だけ全く落葉の気配なしです。まだまだ成長する気満々といった感じです。

アガベは腰水で育てるのが正解と確信していますがパキポももしかしたら腰水が正解かもしれませんね。

2021.05.07. 播種から9ヶ月経過

2022.05.07撮影

播種から9ヶ月経過しました。

ピントが少しずれていますが皆元気にお目覚めです。

発芽からしばらく腰水を続けたことで他のパキポディウムより成長が良かった

この子達ですが。他と比べて目覚めも早いようです。

パキポディウム エブレネウムの実生記録を公開しているサイトのリンクを貼っておきます。

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