Pachypodium saundersii パキポディウム サンデルシー【実生】7月 敗戦のサンデルシー

Pachypodium
【Pachypodium saundersii】
 Origin:モザンビーク、ジンバブエ、および
    南アフリカ(クワズール・ナタール、ムプマランガ、スワジランド)
Sise:50-200cm 
USDA Hardiness Zone :10~11(-1.1°C to 10°C)

発芽率6% 生存率6% 1/16(生存/播種

2021.07.18 播種

皆さんこんにちは。

梅雨も明けていよいよ本格的な夏が始まりましたね。

梅雨の間、あれ程陽射しを渇望していたのに、梅雨が明けてみればむしろ強い陽射しが逆に心配になりますね。実際、実生苗でも葉焼けを起こしてしまったものがいくつかあります。

さて、そんな状況のなか、パキポディウムサンデルシーを播種しました。

播種方法は基本的には以前播種したグラキリスと同じですが一部変更した箇所があるので記載しておきます。

1.播種準備

・種子をぬるま湯に溶かしたベンレート液(2000倍希釈)に約9時間浸ける。

・用土は3層構造で下部:赤玉小粒+鹿沼+軽石、中層部:赤玉小粒+上層部:赤玉極小粒。

バーミキュライトはチタノタブルーで腰水を切った時に土が痩せて苗が倒れたので今回は中止。

・土に熱湯をかけて殺菌する。

2.播種

・プレステラ90に8粒づつ種子を蒔く。

・パキポディウムは好光性種子なので土は被せない。

・種の上からベンレート希釈液(2000倍希釈)を霧吹きで吹きかける。

3.播種後の管理

・熱湯消毒したダイソーコンテナにポットを設置する。

・ベンレート液(2000倍希釈)を腰水として入れる。

コンテナに蓋をして湿度が高い状態を維持する。

LEDは使わず、東向き窓辺に配置する。

以上が今回の播種方法になります。

2021.07.25 播種から1週間経過

播種から1週間経過しました。

無事、発芽したのはこの1つのみ、残念な結果となりました。その他の種は2日目の朝に半分、残りの半分は3日目に全て糸状菌にやられました。

この悔やまれる結果について考察をまとめたいと思います。

  • 反省点1:用土の表層をバーミキュライトから赤玉土の極小粒に変更したこと
  • 反省点2:真夏にも関わらず、クリアケースに蓋をしてしまったこと。
  • 反省点3:梅雨明けの陽射しを過信してしまったこと。

以上になります。

反省点1:用土の表層をバーミキュライトから赤玉極小粒に変更したことについてですが、バーミキュライトを利用した播種を行なったチタノタブルーで腰水を切った時に苗が倒れるという現象への対策として表層のバーミキュライトを赤玉土極小粒に変更したのですが、パキポディウムについては大きな間違いだったように思います。理由としてまず、赤玉土はバーミキュライトに比べ保水性が低い為、発芽に必要な水分量が不足したと考えています。次に、バーミキュライトが無菌状態の用土であるのに対し、赤玉土を無菌状態にするのは困難であることと考えています。用土を熱湯殺菌しているとは言え、玉状の土の内部まで熱湯が行き渡るとは到底思えません。結構な数の糸状菌が生き残ったことと思います。

参考:土壌病原性微生物と土壌日病原性微生物の土壌中での生育場所について

反省点2:真夏にも関わらず、クリアケースに蓋をしてしまったことについてですが、春先のまだ気温が上がりきらない時期に蓋をするのは湿度を保つ他、温度を高く保つという点である程度合理的な方法かと思いますが、気温が30度を超えるこの時期の方法としては糸状菌の発生リスクを高めるだけではないかと思います。そもそも種子の発芽条件は水分、酸素、温度、そして好光性種子の場合はなので湿度が重要なのではなく、水分が種子の周りに行き渡っていることが重要と考えます。

反省点3:梅雨明けの陽射しを過信しすぎてしまったことについてですが、我が家は東向きなので窓辺の朝日は十分な明るさがあります。しかし、明るいのは午前中だけで大体5時から12時くらいまで、日照時間は7時間程度です。パキポディウムをLEDで発芽させる場合、Seed Stock Laboratoryさんでは照射は12時間〜16時間とされていますので圧倒的に光量が足りなかったのではないかと思います。

以上が個人的見解です。間違っているかもしれませんが次に繋げる為にまとめました。次回の播種ではこれらの反省点を見直し、対策を考えたいと思います。

無事発芽した唯一のサンデルシーはなんとか育て上げたいところです。

2021.08.15 播種から1ヶ月弱経過

播種から1ヶ月程度経過しましたが唯一生き残った苗は元気に成長しています。

管理方法は屋外の腰水管理としていますが、根の貼り具合も安定してきたようなので本日より腰水管理を卒業したいと思います。最近なんとなくですが、アガベは腰水を続けても良いと思いますがパキポディウムは腰水を続けると形が崩れやすいイメージがあります。

2022.5.7 播種から10ヶ月弱経過

2022.05.07撮影

あっという間に10ヶ月経過しました。

冬の間は屋内のLED下で細々と越冬していましたが3月下旬にはベランダに出していたと思います。

越冬中の水やりは幹に皺が寄ってから少し土を湿らせる程度。

5月に入ってだいぶ暖かくなってからやっとお目覚めです。

今後の成長が楽しみですね。

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