2021.07.18
梅雨も明けていよいよ夏本番ですね。
さて、梅雨明けで突然暑くなったのでベランダの植物達が気になり、こまめに植物達のポジション調整をしている今日この頃。我が家は洗濯物の配置と鉢のポジションで植物への日照をコントロールするというかなり高度な手法を駆使しています。
鉢を動かしている時にふと思ったのですが「鉢が熱い!植物育成に問題はないのだろうか」という疑問。
早速ネット上に公開されている先輩方の記事をいくつか確認してみました。
まずは白い鉢を好んで使う「金成コーデックスさん」
白い鉢と黒い鉢の日中の温度差を実証実験されていました。貴重な検証記録の公開ありがとうございます。
記録によると日中の気温34度の日の実験で鉢内の最大温度は黒い鉢44.4度、白い鉢43.2度。
温度変化の過程においては黒い鉢の方が最大で3~4℃高くなっているようです。
詳細な記録はご本人のブログをご確認ください。
鉢を触った時に感じた恐怖ほど鉢内の温度は上がっていないようですが実生に取り組む筆者としては僅かな温度差でも気になるところ。
続いて「京都教育大学」さんの鉢栽培における鉢と土壌温度に関する研究
鉢の素材や、色ごとに土壌温度を測定し、栽培したキクの草丈や葉数など量的な生長に及ぼす影響について検証しているようです。貴重な論文作成ありがとうございます。
記録は「青や黒などの濃い色,素材ではプラスチック鉢において土壌温度が高温となる傾向が確認されたが、キクの量的な生長への影響はみられなかった」とまとめられています。
8月中旬に計測している土壌温度は39.5度が最大のようですがよく見るとこれ駄温鉢の数字ですね。プラ鉢は9月以降の酷暑がおさまったタイミングで調査していますね。(おしい。)
とりあえずキクでは生長に関する影響がないことがわかりました。
こちらのサイトは土壌内の温度を調べたものではありませんが黒プラ鉢のメリットとして鉢自体が日照によって熱を持つことをあげられています。ゆるぷさんは黒いプラ鉢推奨のようですね。
多肉植物は鉢を温めると育成がよくなる種類が多いそうです。確かに季節ごとに鉢を植え替えるわけではないので通年で考えると鉢が温められやすいのはメリットのように思います。
結局自分は何色の鉢を選ぶのか?
現時点で多くの黒いプラ鉢が流通していることを考えると黒いプラ鉢が植物に対し、致命的なダメージを与えることはないように思います。
ということで私は好みの色である黒を今後もメインに使っていこうと思います。
だってかっこいいんですのもの。
ああ、安くてかっこいい漆黒の黒いプラ鉢。素敵です。
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