【Agave oteroi】 Origin:メキシコ オアハカ Sise:60-90cm 耐寒性(Cold Hardness):9a: -6.7℃まで (USDA Hardiness Zone 9a: -6.7℃ to -3.9°C) 耐暑性(Heat Hardness):11a: +7.2℃まで (USDA Hardiness Zone 11a: +4.4℃ to +7.2°C) agave ville:←オテロイの色々な写真が確認できる海外サイト(本当に同じ種なのかというほど多様な見た目の種類があります。)
発芽率と生存率の記録
LED管理:100%(発芽/播種)12/12 生存率100% 12/12(生存/播種)
自然光管理:66%(発芽/播種)8/12 生存率66% 8/12(生存/播種)
2021.08.28.播種
アガベ オテロイの今シーズン2回目の播種を行いました。
1回目の播種記録のリンクはこちら
同日播種したのが以下になります。
前回の8月15日に播種したモンタナ、笹の雪、サブシンプレックスは基本的にLED管理としていたのですがキャンプ中の2日間だけ自然光が当たる窓辺で管理していました。
その結果、3種類ともキャンプ中の2日間に発芽が集中していた為、今回のオテロイではLED管理と自然光管理でどちらが発芽率が高いか確認したいと思います。
それぞれ12粒づつ播種しました。
LED管理の環境と自然光管理の照度測定についてはこちらの記事↓
2021.09.12.播種から2週間経過
左側がLED管理、右側が自然光管理のオテロイです。
LED管理が12粒中11粒発芽、自然光管理が12粒中8粒発芽という結果になりました。
以下がそれぞれの発芽経過の記録になります。
LED管理 (17000LUX) | 自然光管理 | 照度 | 気温 | |
1日目 | 0 | 0 | ー | ー |
2日目 | 0 | 0 | 1600LUX | 29℃ |
3日目 | 1 | 7 | 3200LUX | 29℃ |
4日目 | 2 | 0 | 3300LUX | 25℃ |
5日目 | 3 | 0 | 1100LUX | 26℃ |
6日目 | 1 | 1 | 2900LUX | 24℃ |
7日目 | 1 | 0 | 400LUX | 25℃ |
8日目 | 1 | 0 | 2900LUX | 24℃ |
9日目 | 0 | 0 | 900LUX | 23℃ |
10日目 | 1 | 0 | 17000LUX | 24℃ |
11日目 | 1 | 0 | ー | ー |
12日目 | 0 | 0 | 500LUX | 25℃ |
合計 | 11 | 8 |
いかがでしょうか。結構面白い結果となったと思います。
LED管理は発芽日が満遍なく広がっていますが、自然光管理の方は3日目(3200LUX、29℃)に大半が集中して発芽しています。おそらく3日目に偶然、温度・湿度、日照の条件が揃ったのだと思います。この辺りにアガベの発芽条件の鍵があるように思いますが、記録項目が朝7時の照度と温度ではどうも判断しきれません。
ちなみに自然光で発芽させた種子は発芽直後に鉢に移し替えた後、LED管理としています。
発芽直後の苗は環境の変化に対する耐性が弱く、ある程度育つまでLEDの安定した光環境に置いた方が苗が健康的に育つ気がします。
2021.09.14.
本日LED管理の種子が発芽して12粒全てが発芽しました。
2021.10.24.
播種から約2ヶ月経ちましたが皆元気に育っているようです。
別に育てている実生のフォッケアがあり、その為にだけにLEDを点灯するのももったいなので何となく屋内のLED管理を続けていますが、調子は屋外組よりも良さそうな気がしています。
ちらほらと鋸歯が出始めていますがそれぞれ個性があって成長が楽しみです。
2021.11.20.
種子を購入したシードストックさんから10月販売のオテロイの種子にオテロイではないものが混ざっていたとかいないとかで調査への協力依頼のメールがありました。
こちらは8月に購入した種子なので間違いがないことを祈るばかりです。
LEDで管理している8月に播種した個体は7月に播種した屋外管理の個体より鋸歯が綺麗に出ているきがします。生存率もLED管理の方が良いですね。屋外管理組は真夏の直射日光によるダメージが結構大きかったと思います。
今後屋外管理する場合は遮光に気を遣う必要がありそうです。
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